令和元年決算審査特別委員会終わる

15日から17日まで3日間にわたり、令和元年度の決算審査特別委員会が開催され、昨日、終了しました。
一般会計、特別会計共に、全会計「認定」されました。

令和元年度の歳入は一般会計は231憶651万8千円、歳出は224憶8672万5千円。
特別会計を合わせた全会計は歳入363億6977万8千円、歳出352億5649万円でした。
財政状況は厳しく経常収支比率は102.6%。4年連続して100%を超えています。
歳入が少なくなっているから数値があがる、と説明していますが、だからこそ「出ていくお金」を減らすこと、事業をさらに見直していくことが
求められています。

審査では、私は主に、総務費では職員の超過勤務時間と有給休暇取得率、
市民参画、民生費では、幼稚園での2歳児預かり(令和元年度の新規事業)、
児童虐待、ひとり親家庭への高騰職業訓練促進給付金、
衛生費は特定不妊治療助成金、航空機騒音調査、
教育費では、ソーシャルワーカー、学校と家庭の連携事業、
教員のストレスチェック等について質問しました。

羽村市の職員の超過勤務時間、有給休暇取得率は改善されつつも目標としている年間300時間を超える職員が23人!(平成30年度は18人)。
有給休暇も目標は12日ですが、11.4日。
三多摩26市の平均が13.07日なので、平均以下なのです。
病気休暇をとっていらっしゃる職員も前年に比べ増えており、職員の健康が大丈夫なのか?心配になります。
業務の拡大・複雑化が年々増していること、そして多岐にわたる市民ニーズにこたえるために職員の皆さんがいかに頑張って働いていること・・・
しかし、「心身ともに健康でなければ、市民サービスの維持・向上は望めない」と監査委員も指摘している通りです。強く改善を求めました。

特定不妊治療助成ですが、元年度から、東京都の制度が拡充され、夫婦合算の所得が730万円未満から905万円未満になりました。
このことをご存じない方が案外にいらっしゃる。
(羽村市の助成金は東京都の認定を受けてから、が前提条件)
周知の徹底が必要です。

スクールソーシャルワーカーさん!
切れ目のない支援を行ってくださっていることがよくわかりました。
一中校区の方はおひとりで70名の児童生徒の支援にあたられています。
勿論、保護者の支援も大事なこと。
頭が下がります。

航空機騒音調査ですが、市民の方からも「最近、飛行機の音がうるさい」
「早朝や夜によく飛んでいる」というご意見をいただきます。。
私自身も同じように思います。
資料をみても、昨年度より明らかに騒音発生回数が増えています。
近隣他市のように、時間別データを公表してほしいし、固定(市役所とスイミングセンター屋上)だけではなく、昭島市のように移動式測定も加えて行ってほしい。
この件については、いつか一般質問でとりあげようか。。と考えました。

3日間のわたっての審査で、私も認定に「賛成」しました。

財政が厳しい状況は当面続きますし、来年度はコロナの影響で更に厳しくなることが予想されます。
抜本的な事業の見直しが必要だと痛感した決算審査でした。

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